カーシェアは便利です!ただし、人によるかもしれません。
上手く活用できれば素晴らしいサービスなので、ぜひここでカーシェアの魅力を知って、利用をしてみてください。
カーシェアリングとは?
日本が一番初めにカーシェアを事業として始めたのは1988年らしいですが、知名度が上がり始めたのはここ数年です。
カーシェアの大手会社といえば、「タイムズカーシェア(2005年開始)」、「カレコ(2009年開始)」、「オリックスカーシェア(2002年開始)」の3社でした。そして、2017年にNTTドコモ(d-カーシェア)が参入し話題となりました。
そんな勢いのあるカーシェアですが、認知度はまだまだ低いのが現状です。レンタカーはみなさんわかりますよね?レンタカーは利用したことがなくても何となくイメージは付きますが、カーシェアという名前はイマイチわかりにくいですよね。
一言で違いを説明すると、
レンタカーはカーをレンタルします!

そのままやんけ!
誰とシェアするかというと、会員同士でシェアをします。用意された車を不特定多数の人が利用することになります。だから安い料金で利用できるのです。
そう、カーシェアは安いんです!自分も最初はビックリしました。こんな料金で運営できるのかと。利益はでているのかと。一番安いプランを例に出すのはズルいですが、10分80円で乗れてしまいます。料金について詳しくは後ほど説明します。
また、カーシェアは2種類に分けられます。
2 個人と個人がシェアをするもの
今主流なのは1ですね。個人間のシェアサービスもこれから増えていくのではないかと思っています。
個人間ではマイカーを誰かに貸して、使った分のお金をもらうといったシステムです。車を貸す人と借りる人のマッチングサービスみたいなものです。有名なのはDeNAが運営しているAnyca(エニカ)です。

必要に応じて使い分けたいね!
カーシェアとレンタカーの違い
さて、気になるのはレンタカーとの違いです。異なる点をまとめてみました。
カーシェア | レンタカー | |
---|---|---|
料金 | 短時間・短距離向け | 長時間・長距離向け |
乗り捨て | 不可 | 可能 |
ガソリン代 | 利用料金に含まれる | 利用料金に加えて支払う |
車の管理状況 | 会員同士のモラルによって変わる | 会社が管理をしてくれる |
返却時間 | 予約をしていれば24時間可能 | 店舗の営業時間によって変わる |
手続きの手間 | スマホ1台で対面手続きなし | 店舗での対面手続きあり |
車種 | 20〜60種類あるがマイナーな車種はない | 軽トラなども借りられる |
ざっとこんな感じです。一つ一つ見てみましょう。
料金
当たり前ですがまず料金が異なります。どっちが安いか、まず最初に気になるでしょう。それは、人それぞれです。一般的には、短時間・短距離であればカーシェア、長時間・長距離であればレンタカーが安いと言われてます。ただ、それも条件によって変わるので一概には言えません。
乗り捨てができるかどうか
レンタカーは、条件を満たせば出先で乗り捨てができます。カーシェアは元の場所に戻らなければいけません。乗り捨てができません。これは大きな違いですね。
ただ、カーシェアでもタイムズカーシェアでは都内であれば、COMSという可愛らしい小型電気自動車を乗り捨てで利用できます。
ガソリン代
レンタカーでは返却時にガソリンをいれて返却しなければいけません。カーシェアでは、ガソリンを入れる必要がありません。
ガソリンが減ってきた場合、用意された給油カードを使って、給油をします。その時に条件によりますが、手数料としてカーシェアの利用料金を割引してくれます。ガソリン代を払うどころか割引をしてくれるなんて、素晴らしいですね。
ただし、多くのカーシェアでは長時間利用した場合(6時間以上の場合が多い)は距離料金を取られてしまいますので注意が必要です。
車の管理状況
レンタカーでは毎回車の点検をし、車内の清掃なども行われますが、カーシェアでは会員ひとりひとりが管理をしなければいけません。車内にハンドクリーナーなどがあり、汚れた場合は自分で清掃を行います。
そのため、モラルのない会員の利用後では、車内が汚れている、臭いなどといった声もよく聞かれます。
また、乗る前にもし車の傷やへこみを発見したら報告をしなければいけません。報告をしなければ自分が疑われる可能性があるからです。これはとても面倒ですよね。なので、私は写真を撮って証拠を残しています。あとで言われたら見せればいいかなと。
返却時間
レンタカーの場合、店舗の営業時間内に返却をしなければいけません。夜に返したいのに翌朝になってしまうこともあり、料金が余計に発生してしまいます。
カーシェアでは、予約をしていれば24時間返却が可能です。
手続きの手間、手軽さ
レンタカーでは、利用する際に貸渡契約書や運転免許証の確認など対面手続きをしなければいけません。一方でカーシェアはスマホ一台あれば、予約から乗車が出来てしまうので無駄な手続きがありません。
車種
車種の多さではレンタカーが勝るでしょう。カーシェアでも車種が増えてきてはいますが、例えば引っ越しで軽トラを使いたい場合、カーシェアにはまだありません。個人間カーシェアのAnyca(エニカ)などでは、軽トラを貸し出している人がいれば可能です。
とはいえ、カーシェアにもセダン、ミニバン、SUV、さらにはキャンピングカーなど、種類は豊富にあります。
カーシェアのいいところの一番は利便性!
カーシェアとレンタカーの違いについて、わかっていただけたと思いますが、カーシェアの何がそんなに魅力的なのか。
カーシェアのいいところはたくさんありますが、主に以下の4つだと私は思います。
・短時間利用ができる
・予約、貸出、返却の手続きが簡単
・いろんな車に乗れる
とにかく利便性が高い!カーシェアでは15分という短時間から利用が可能で料金も200円程度です。さくっと買い物にいきたいときや、遊びに行きたいときにスマホでポチっとやれば、すぐに車に乗れます。複数人で出かけるときは一人あたりの料金が電車賃より安くなることもあります。
私は都内に住んでいて、車は必要ないとずっと思っていましたが、カーシェアを知ってから行動範囲の幅が広がりました。都内にはカーシェアのステーションがたくさんあるので、乗れないってこともほとんどありません。
また、出先で車に乗りたいと思ったときにステーションが見つかれば、すぐに乗ることができてしまいます。旅行にいったときに大変便利です。
いろんな車に乗れるのもカーシェアのメリットです。マイカーの場合、いつも同じ車に乗りますが、カーシェアは気分によって車を変えられます。ベンツやアウディなど高級車にも乗れちゃいます。車好きにはたまらないですね。
街の声
今日初めてカーシェア使ったけど、便利すぎる。
内容的にはレンタカーなんだけどこの手軽さは組み合わせ方次第で、かなり広がりそう。— 箱根ヶ崎P.N.3@🎈 (@pn3pn3) 2018年11月11日
カーシェア最高!
— 😇 (@SmileK_JP) 2018年11月22日
タイムズのカーシェア全国中で使えて便利、まぁ月1000円の会員費かかるけど
学生は無料だから会員なっておけ— 砂嵐 (@denmani) 2018年11月16日
公共交通が整備されてて自家用車なしでも生活が成り立つ都市部でも「一緒に走りに行こうぜ」が成り立ちうる、だからカーシェアって素晴らしい
— 向本郷:/いよしこく祭 (@S_Timer) 2018年11月21日
カーシェアに悪いところはある?
では、逆にカーシェアの悪いところはなんなのか。
例えば以下の3つがあげられます。
・返却時間を考えて行動しなければいけない
・乗りたいときに乗れないときがある
まず、レンタカーとの違いのときにも記述したとおり、管理が行き届いていない場合があります。そのため、汚れや臭い、傷といったトラブルもないわけではありません。私の場合、いつも綺麗な車があるステーションをお気に入り登録しています。
次にこれが一番のデメリットかなと思いますが、マイカーと比べてカーシェアやレンタカーには返却時間があります。出先でゆっくりしたいと思っていてもどこか返却時間のことを考えてしまうのです。
タイムズカーシェアやカレコでは、乗った分だけ請求されるのでとりあえず6時間予約をしておくことを推奨します。仮に予約時間を過ぎてしまいそうなときも次の予約が入っていなければ延長が可能です。
最後に乗りたいときに乗れないときがある。これは地域差によります。ステーションがあまりない地域で会員が多ければ、乗りたいときにだれかに借りられてることがあります。私の地域では大手3社(タイムズカーシェア、カレコ、オリックスカーシェア)のステーションがいくつかあり、全て契約をしているので乗れないということはまずないです。なので、まずはステーションを検索してみてください。
カーシェアは今ぐんぐんと会員が増え、その分ステーションも増えていっています。いつかカーシェアが当たり前の時代が来たら、ステーションの選択肢も増えて、こういったこともなくなるのではと思っています。
カーシェアの利用の流れ
基本的な利用の流れは
2. 予約
3. 解錠
4. 運転利用開始
5. 返却
になります。
1. 入会
各社違いはありますが、入会はWeb上で行う、店舗で行う、無人入会機で行うなど様々な方法があります。一番手軽なのはWeb上で行うもので免許証の画像をアップして、必要項目を入力すれば、入会できます。
2. 予約
入会後、会員となれば専用アプリなどインターネットから予約ができます。
3. 解錠
利用時間になったら会員カードや専用アプリ、免許証などで解錠ができます。これはカーシェア会社によって異なります。
4. 運転利用開始
助手席前にあるグローブボックスからキーを取り出し運転開始です。必要に応じて給油を行ったり、時間を延長します。
5. 返却
予定時間内にステーションへ返却します。キーを戻し、会員カードや専用アプリで施錠を行います。
カーシェアの利用料はどんな感じ?
大手4社の利用料金はこちらです。

横にスライドができるよ!
各社の詳細はこちら
カーシェアについて分かったけど、どこのカーシェアが一番いいの?と疑問に持つ方もいるでしょう。
カーシェアは各社それぞれ強みがあります。
例えば、
カレコ:料金が安い、車種が多い
オリックスカーシェア:長時間料金が安い
dカーシェア:月会費無料
など。
詳しくは各社詳細ページをご覧ください。




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